冬になると電気代の請求にビクビクしていませんか(笑)
全く笑いごとではないですよね。
私の家はオール電化の戸建て住宅にすんでいますが、冬になると電気代+灯油代で光熱費がすごくかかります。
実際にオール電化住宅に10年住んで良かったこと、悪かった所を書きたいと思います。
結論を先に言っておくと、メリットはあまりないと感じております。
水道工事業歴25年目の水道工事屋目線です。
エコキュートとは?
エコキュートとは「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」の2つの機械でお湯を作るシステムの名前です。
ヒートポンプユニットというエアコンの室外機のような機械でお湯を温めて、貯湯タンクで保温して貯めておく、といった仕組みです。
直接電気で温めるのではなく、熱源として外気を利用し水を加熱する給湯システムです。(夏は良いですが、冬は余計に電気代がかかるのもこのせいです)
エコキュートと電気温水器(電気給湯器)の違い
エコキュートはヒートポンプを使って水を温める方法ですが、電気温水器は電熱ヒーターを使って水を温めます。
実際に電気温水器は使ったことがないので確実なことはいえませんが、エコキュートに比べると電気温水器のほうが電気代が高いといわれてます。
個人的にはエコキュートでない電気温水器を使うメリットはほとんどないと感じます
エコキュートとガス給湯器の違い
電気で水を温めるかガスで水を温めるかの違いです。
ガス給湯器の場合、ガス代がかかります。
ではエコキュートとの方がすべて良いかというとデメリットもちゃんとあります。
最大のデメリット「本体価格が高い」です。
デメリットについては後ほど解説していきます。
オール電化エコキュートのメリット
・ガスコンロよりIHクッキングヒーターの方が掃除しやすい
表面がフラットなため掃除がしやすいです。多分10倍掃除しやすいです。
あと火災のリスクもすこしは軽減できているかもです。(直接、火がでていないため)
・ガス給湯器にくらべ燃焼時ににおいがでない
たいしたメリットではないですが、燃焼時ににおいが出ません。
ただヒートポンプユニットが回っているとき置き場所によっては、夏は涼しく冬はすっごく寒いです。(出てくる風が当たる場合)
デメリット
・「本体価格」が高い
本体価格が高いです。
だいたい50万円から60万円くらいするんじゃないでしょうか。
ガス給湯器だと15万円から25万円くらいだと思います。
大体10年で壊れるものとしても35万の差額は大きいですよ。
年間2万5千円から3万5千円節約できてやっとペイできる金額ですから。
新築で家を建てた場合はそんなに設置費用の差はないとおもいますが、リフォームなどで設置する場合、貯湯タンクの基礎工事や、そもそも設置場所があるかなどで初期工事費用が変わってきますし。
本当に設置費用、本体価格は落とし穴だと思います。
・お湯切れのリスク
貯湯式のため、たまっているお湯がなくなればお湯はでません。
ガス給湯器なら瞬間に沸かしているのでお湯切れのリスクはありません。
ただ今の家で10年、実家で10年以上(実家もオール電化)使ってお湯切れしたことはありません。学習機能がついておりその家庭の使う量を学習してくれるため、ほぼこのデメリットに直面することはないと思います。
・水圧の低下
初めからエコキュートしか使ったことがなければ感じることはありませんが、ガス給湯器からエコキュートに変えたとき私は感じました。
ガス給湯器の場合水道直圧方式なのでほぼ水道の圧力でお湯がでます。
貯湯タンクのエコキュートは貯湯タンクに水道管の圧力がそのままかかって壊れるのを防ぐため、減圧弁という圧力を抑える部品が使われています。なので圧力がガス給湯器に比べると弱いです。
シャワーを浴びているとき誰かがキッチンでお湯を使うと弱くなります(同時使用)が生活に困るほどではありません。
設置場所によって給湯の配管距離がのびるとお湯がなかなか出てこないといったデメリットもあったりします。
実際1年間の電気代(大人2人、小学生3人の家庭の場合)
※関西電力はぴeタイムというプランです。2019年4月1日以降新規受付を終了しているプラン
1月 20.018円
2月 17.744円
3月 18.361円
4月 13.350円
5月 12.640円
6月 10.985円
7月 14.593円
8月 19.437円
9月 15.444円
10月 9.918円
11月 13.036円
12月 18.020円
計 183.536円
月平均15.295円です。
7.8.9月はエアコンの使用が多くて電気代が上がっている感じです。
12.1.2.3月は湯船にお湯をためるため電気代が高くなっています。(それ以外の月は基本的にシャワーのみです)
冬場の暖房は石油ストーブを使っているので、灯油20ℓ2.400円(2024年、12月時点)で月4回買いに行っているので約10.000円1ヵ月かかっています。(12.1.2.3月使用)
なので年間光熱費は
183.536円+40.000円=223.536円
となります。
総務省統計局の家計調査によると、5人家族の平均的な電気代は
月額:約13.000円
年間:約156.000円
この金額は2023年7月から2024年6月までの期間の平均値です。
5人家族の平均ガス代は
月額:5.576円
年間:66.912円
なのであわせて
月額:13.000円+5.576円=18.576円
年間:156.000円+66.912円=222.912円
となります。
灯油を同じだけ使えば
222.912円+40.000円=262.912円
です。
年間約40.000円オール電化のほうが安くすんでいますが本体価格の差額でみると10年で5万円得できるかどうかって所です。
これに初期費用がもっとかかっていたりすると結局どちらも金額的には同じくらいになってしまいます。
プロパンガス世帯はオール電化に変えるとお得
お住まいの地域によって料金は変わりますがプロパンガスを使用する5人家族の場合
月額:8.793円
年間:約105.516円
となり、都市ガスに比べると年間38.604円高くなってしまうのでプロパンガスの場合に限っては断然オール電化のほうがお得になります。
エコキュートが安かったのは昔の話
エコキュートが電気代を節約できるといわれていたのは、電力会社が提供する夜間電力割引プランが普及し始めた2000年代以降から近年までです。
しかし、2023年以降電気代の高騰や夜間電力料金の値上げにより、必ずしもお得とは限らなくなったケースも増えています。
私もエコキュートががお得と信じていた一人ですが実際調べてみるとそうでもないことがわかりました。
結論
「オール電化って電気代がお得だよ」とか聞いたことある人もいるかもしれませんが、現実はそこまでお得でもないです。
給湯器は1人で設置できますがエコキュートは貯湯タンクが大きいので場所によっては1人で設置できなくて工事費が高くなるケースもあります。
唯一おすすめできるのはプロパンガス世帯の人はオール電化にしましょうということだけです。
終わり
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